つるかめめしべ  2014年

 

 

日本では昔から長寿の祝事の場であったり、縁起の良い象徴として使われてきた鶴と亀と

 

いう形と概念がある。これらを一つに組み合わせた。

 

 同系統のイメージとしての女性と花を異種混合(ハイブリット)した。めしべとは女性を表して

 

いて生命誕生の源なのです。

 

 彼女たちはこれに加えて日本の伝統的なスタイルである「見ざる」「聞かざる」「言わざる」の

 

ポーズを表現している。

 

 沢山の日本らしい形、物語を一つにまとめた形です。

 

 これぞ「大和ナデシコ」というかたちではないだろうか。

 

なんていうまとめでもいいかもしれませんが、実は「つるとかめ」をヘブライがに訳す

「お守りの形をした」となるそうです。古代中国で亀甲獣骨文字で知られてますが亀甲に文字を刻み焼いて占ういう儀式ですが、古代から亀は占いに使われるくらい神聖で神秘的な存在であったようです。古代からの人の移動それと伴って文化、風習、言葉も日本にもたらされています。鶴と亀という言葉の背景を改めて考えると異文化の血が入ってそうですね。

僕はまず、鶴と亀という言葉がヘブライ系の移民にもたらされ、それが日本で文化として根付く過程で日本語の音と似た動物を当てはめていったというのが自然な流れなのではないかと思います。鶴と亀とはビジュアルよりも言葉の持つ音の方が大切で魔除けの意味があるのかもしれませんね。